東京バーベキュー ~歩くひと、佇むひと~

 
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08
 
Minami-Ohsawa Sta. 01

アーチ状の日よけ屋根はルイスカーン
向こうに見えるはヨーロッパ山岳都市
乗ってきたのはシャルルドゴール空港からパリ市内に向かう高速鉄道。
相変わらず西欧しまくってるな。
つうことで世界一周するべ。
などと、平凡な感想を持ちつつ駅構外に出てびっくらこいた。

Minami-Ohsawa Sta. 04

ペ、ペ、ペ、ペキンだぁ。
鳥の巣だぁ。
全景納めようとしたら、こんなに後ろに下がっちまったぁ。

かと思いきや、
向かいの建物を見ると、

Minami-Ohsawa Sta. 03

なんだろ、ボストン郊外、R128沿い?
でも、テナントは100均とバーミヤンとドコモとあうでちょっと安心。
そんな目で再度、鳥の巣を眺めると、

Minami-Ohsawa Sta. 02

大手メガバンクとパチスロとサイゼリアのコラボで、こっちはちょっちゅ萎えた。
よく見ると鳥の巣の正体は、立体駐車場なのだな。

ボストン郊外の方は2006年、鳥の巣パーキングは2009年オープンだからつい最近なのか。

ここに来たのは何年ぶりだろう。
その頃、駅向こうの建物は都立大学と呼ばれていて、
駅前からそごうデパートが撤退して、
がらんどうに靴音の反響音だけがやけに響いていた。
そんな記憶があるから1995年ぐらいか
知り合いに会いにきたはずなのだけど、
行き先が南大沢だったのか、橋本だったのか、さっぱり覚えてない。
俺にとっては、その程度の関心しかない町だった。

今も基本は同じで、万が一、
都心1時間圏にファミリーマンションを購入するなんていう事態になったとしても、
この辺りは選択肢に入らないのは間違いない。
それは、南大沢、多摩ニュータウンに限らずの話で、おそらく東京の東半分ばかり考えてしまうだろう。
俺にとっては、そういうエリア。

その俺が多摩ニュータウンを歩いてみるという趣向。
なおかつ、葛飾から江東まで歩いている最中にふと思ったのだから摩訶不思議だ。
今回はそんな話も含めてつらつらと。

で、さっきは「平凡な感想」と書いた俺が、今回、駅周辺で一番印象に残ったのがこれ。
 ↓
Minami-Ohsawa Sta. 05

歩道橋の向かい(背面)はテナントビルが建ってて、こんなかんじ。
 ↓
Minami-Ohsawa Sta. 06

病院と進学塾が強烈に目立つ。
そういうのもろもろ含めて、東半分から興味半分ということでつらつらと。
もしかしたら、コンテクストとジャンクという平凡な話に終始するかもしれないが...

当時の写真はないかと探したら、こんなの出てきた
たしか、こんな感じだった気がする。
同じサイトのトップページの写真みて、たしかにこうだったと確信した。

《追記》
こっちも見てね.
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Tag : 南大沢 
    13:25 | Top
 
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IMGP7490

This is pedestrian corridor in front of railroad station.
かいさつを出ると、あーちがたのやねがつながってます。



Over the Arch, we can look at Southern European view.
あーちのむこうには、さんがくとしの町がみえます。
When you go to the other side, you will be in Beijing city, China.
えきのはんたいがわにまわると、せいようからちゅうごくへひとっとびです。



A shop is built in facing in the bird's nest.
とりのすのむかいにもお店がたってます。
Here is Boston suburbs.
こんどはぼすとんです。

CambridgeSide Mall Galleria

Viva, America-China friendship.
べいちゅうゆうこおです。
Here is Southern European Chinese East Coast suburbs.
ここは、南よーろっぱのちゅうごくの東かいがんのこうがいです。

(see more...)
    19:51 | Top
 
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Minami Osawa Rinbu Overpass 01

英語名はMinami Osawa Ribu Overpass。
おいおいRinbuはありえねえだろうに。
ここは素直にRoundかRing、少し小洒落てRondoじゃないのか?

こういう土木構造物に出会うとついつい下部にまわりこみ、
裏側を覗き込んでしまう習性のある俺だけど、この橋裏は面白くも何ともない。
つるんとしてて、実になんだかなぁでした。
と、下らない感想を抱きつつ、
せっかくの記念だからと登ってみてびっくり。

Minami Osawa Rinbu Overpass 02

三原色のからタイルがギザギザ。
なんだか目がチカチカする。
ギザギザ、チカチカに輪をかけてるのが、
(一応、「輪舞」に「輪をかける」を掛けてみました)
真っ赤な手すりと、真っ黄色の点字ブロック。
点字ブロックの黄色はしようがないんだけど、
結果こういう配色になるとケバいよね。

のっぺりした橋裏デザインの恨みをはらすべくこんなんなっちゃたのか。

そして、背景のイトーヨーカ堂の壁面。
この暖色系パステルカラーがオーバーレイされると実に暑苦しい。
真夏の太陽の熱射線を実に効率的に跳ね返してくれる。

あれ、いま、写真見て気づいたのだけど、これって日時計?

Minami Osawa Rinbu Overpass 03

針なし日時計から飛び出た突起物。
車いす、自転車用の斜路。
使いこなすには忍耐の精神が求められそう。

Minami Osawa Rinbu Overpass 05

輪舞の下にはちゃんと横断歩道がありました。
一応、自転車専用となってるけど、そこはまあそれ。寛容の精神で。

Minami Osawa Rinbu Overpass 05

この町は丘陵地にあるので、斜面だらけなのは当たり前。
その斜面の緑は美しい。
緑の中の階段には赤いポールが立てられてて、ってことは自転車通行禁止?
うーむ、なかなかタフな町だなあ。
忍耐と寛容とタフの町。
未来の都市が本当に迎えた未来のひとつの現実なのかな。

でもそこは平凡なただの町でもあるはずなのだけど、
そういう風景は俺みたいな見物客には見えないんだろうね。
風景なんて、そんなものだ。

《追記:平凡の風景について》
輪舞歩道橋は、テレビドラマのロケに使われてるらしい。
俺はその手のことにはまったく関心ないんでどーでもよろし。
そんなことより、冒頭の写真。
歩道橋をスルーして、車道をさっそうと横断してる女の人。
日傘さして背筋のばして。
だからこの女性にとってはこれが日常なのであって、
輪舞とかRondoとか言ってみたところで、
要するに使いづらい人気のない公共事業でしかないんだろう。
そういうことはニュータウンだろうがどこだろうがよくある風景だけど、
だから、これは俺の考えるところの平凡の風景だな。
見せ物は見せ物として放置しといて、町なんて勝手に使いこなされていく。
そういうの。

前のエントリで、「駅周辺で一番印象に残ったのがこれ」と書いてみた風景も同じこと。
忍耐と寛容とタフの町だろうが何だろうが、そこで生きてる人は淡々と生活してる。
これ、当たり前の話。
車椅子の人がパステルカラーの穴に向かって淡々と進んでいく。
太陽光線を照り返しまくってるパステルカラーの巨大壁と
車椅子の世界から見える道路網こそがリアルな風景であって、
少子高齢化がどーたらこーたら政策論はテレビドラマのロケみたいなもんだ。

でもって、俺らもまちづくりもロケのエキストラですらないのだ。
    18:38 | Top
 
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Minami Osawa Rinbu Overpass 04

輪舞橋の上からは、ベルコリーヌ南大沢を背景に送電線の鉄塔が見えました。
これ、最初はベルコリーヌを撮るつもりで、それには鉄塔が邪魔だなあと思ってたんだけどさ、
実際、撮った写真眺めてたら、俺的にはこれが一番、心に残ってた。
だから、「ベルコリーヌを背景にした鉄塔」。

この鉄塔、実に艶かしくていいかんじ。
で、西洋風味なら、いっそのこと、この鉄塔、
バルセロナみたいにすればかっこよかったのに残念。

Temple Expiatori de la Sagrada Família
 ↓


と考えてみたけど、どうもイメージ違う...
俺は聖家族教会のてっぺんにクレーン置かれてる姿がほれぼれするくらい好きなんだけど、
これ、ちょっと違う。

で、輪舞歩道橋の上でしばし考えた。
結論として脳裏に浮かんできたのはこれ。
 ↓
Coconut Monk Temple
Coconut Monk Temple

フーン島にある遊園地のような建物がヤシ教団の寺。ヤシ教団とはその昔ヤシの実だけを食べて生活していた教団で、1920から30年頃、フランスに留学していたダオズアが、帰国後教祖となり、仏教やキリスト教、イスラム教、カオダイ教、ホアハオ教などを融合した新しいヤシ教を設立。ここに小さな生活共同体を作った。(ヤシ教団の寺


フーン島は、ベトナムはサイゴン(ホーチミン市)の郊外の町、ミトーにあります。
メコンデルタのど真ん中の島。
もう10年以上も前、ここ、行った。
鉄の曲がり具合がすんごくエロかった。
これ、ほんといいでっせ。必見。

南大沢に南欧があり、北京があり、ボストンがあるなら、ベトナムもあってええじゃないか。
おわり。

《備考》
こういう性向だから、
住むならやっぱり東京東半分になってしまうのであろう。
Tag : 南大沢 
    08:56 | Top
 
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Main Street of Minami-Ōsawa

駅北口、アウトレットモール手前の緑道。
まっすぐ進めば、ベルコリーヌ南大沢はすぐそこ。
週末ということを差し引いても、とにかく行き交う人、多し。
15年前だか20年前だかに通ったときは、人影はまばらだったのに。
ただ、当時から両脇の並木は今と同じ大きくて、今と同じように歩行者道をおおっていたっけ。

暑い暑い一日なので、
何度も休憩を取りつつ、ベルコリーヌ南大沢に向けて歩いてみる。

Back Street of Minami-Ōsawa

南大沢の駅から橋本方面を眺めたところ。
緩やかな弧を描く線路。
コンクリートで補強された法面。
線路づたいの細く人っ気のない道路。
位置的には、多摩ニュータウン通りの裏道になる。
さっきの緑道は多摩ニュータウン通りのすぐ隣りの高台だから、
都合三本の道路ということになる。

それで、なぜかここからの風景が気に入ってしまったのだな。
欄干に手をかけて、ペットボトルの水飲みながら、ぼんやりずっと、こんな風景眺めてた。

たぶん、緑道のほうが気持ちいい(のかもしれない)。
緑いっぱいだし、風は吹き抜けるし、車のことなど気にせずに歩ける。
それに、なんてったって絵になる。
テレビドラマの1シーンみたいな気になれる。

それに比べてこちらときたら、近景の法面の緑は雑草だし、
道路はアスファルトだし、
駅舎の付属建築物は人に見られることなどまったく顧みられてない意匠だし、
立体駐輪場のネズミ色の外壁はチープに太陽光線を照り返しまくってる。

そういうのをぼんやり眺めていたのだな。

俺がこの町の住人だったら、どうだろう?
どちらを歩くだろうかと考えると、そりゃやっぱり緑道のほうだ。
第一、こっちの道は不便きわまりない。
だから、最初から話は決まりきってる。

じゃあ、そのときの俺は緑いっぱいの歩行者専用道で何をしているのだろうか、
それを考えると、実は何も浮かばない。

歩く。
それは想像できる。

立ち止まる。
これが想像できない。

木陰のベンチで本を読む。
想像できない。
テイクアウトのカフェラテを飲む。
全然想像できない。

不思議なことに、
緑いっぱいの環境に優れた小径の中にいる想像上の俺は一度も佇まないのだ。
これはどういうことなのだろう。

風景とか環境とか、そういうことを考える上で、このことは非常に重要なことだと思う。
それは東京の東半分を歩いていたときの感触と同じ感触だからだ。

ノスタルジーとか昭和趣味とか、そういうのではない。
ノスタルジーとかいっても、
そもそもこんなふうに緑と丘が見える町に暮らしたことなど一度もない。
古ぼけた呑み屋は大好きだけど、決して昭和レトロ趣味者ではない。

答えはもってるわけではない。
東東京で感じた違和感を引きずって、多摩ニュータウンを歩いてますよ。俺。
Tag : 南大沢 
    10:21 | Top
 
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Bellecolline Minami-Ōsawa 01

尋常ない縦長のプロポーションにアーチの『装飾』。
なかなかお洒落してます。
おまけに、猫までイメージ参加しておる。

南大沢の駅から西へつづく道を進むとこんな風景が現れる。
ここら一帯がベルコリーヌ南大沢。

ベルコリーヌは1990年代初頭に公団が開発した町で、
建築家内井昭蔵がマスターアーキテクトとして、
建築単体を越えて、町並全体のデザインにに関わったという物件。
イタリア山岳都市をイメージした風景が特徴。
以上、簡単な説明。

イタリア山岳都市風の猫。

Bellecolline Minami-Ōsawa 02

イタリアの山岳都市のように、明るくて、時が止まってたような、ゆったりとした雰囲気を醸し出す街でありたいと考えました。(住まいの解体新書

と設計事務所の所長さん自ら言ってるわけで、だから確信犯的にイタリア山岳都市を狙ったのだ。

この辺が、デザインが表層的だという批判になったりするわけだけど、
俺のにとって、その辺はどーでもよかったりする。
「どっちでもいいや」なのは、前にも書いた通り、俺自身がここの住人ではないことに尽きる。
まあ、総じて好みの問題だと。

じゃ、自分の住む町が丸っとこういう風になっちゃったら、どうよ?
ってのを考えてみると、
これは『違和感あり』で、何やら透明なベールに環境管理されてる感に襲われるだろう。
ただそれも突き詰めてみるに、
地域のコンテクストなんていう大袈裟なもんではない気がする。

おそらく、
老け方の問題なんじゃないか。

巨大な建物があったとする。
例えばこんなのでもいい。
ちなみにこういうの、好きです。
図体はでかくともあくまで単体の建築物だ。
出来た瞬間は真新しくて、それが時代を経るごとに褪せてくる。
それは当然のことだ。

翻って、ベルコリーヌ南大沢。
歩きながら考えてみる。

Bellecolline Minami-Ōsawa 04

斜面地につくられた斜面マンションなのだけど、単調さを崩そうとして複雑な形になってる。
単体ではなく、建物群として見せようという意図だろう。
どうもイタリア山岳都市は建物群らしいのだ。
これも出来た瞬間は真新しくて、それが時代を経るごとに褪せてくる、
はずなんだけど、褪せないなあ...
とまあ、そういうことだろうと思ってる、表層的批判のかなりの部分を占めてるのは。

建物群であれば、建物ひとつひとつの手入れのされ方が違ってくる。
念入りに外壁を相違する建物もあれば、ほったらかしのもある。
その差が、太陽や風への曝されて褪せていく時間経過の中で、微妙な風合いを生むんだろう。

仮に、三丁目の夕日みたいなのを想像してみるとよい。
ある日突然、辺り一面果てしなく「三丁目の夕日街」が出現したら、
人は画一的だと批判するに決まってる。
まるで映画のセットじゃないかと批判するに決まってる。
木造の下見張りなら、風雪で劣化する速度は速いし、もとが生物素材そのままだから、
たちどころに部分部分で劣化の差が生じてくる。
概して、そのテクスチャ微妙なランダムさを風合いと呼んでいるんだと思う。

だからことは文脈云々ではなく、
(もちろんその問題は別の面であるんだけどひとまず保留しておく、)
劣化を含む外壁素材の性能であり、維持管理であり、そっちにフォーカスすべきなんじゃないか。
単体でなく群にしたようとしたことで、風合いとは別の素材感が目立っている、
そんな風に思ったのだけど、どうなんだろ。

Bellecolline Minami-Ōsawa 03

南大沢駅から続く歩行者道に面した部分。
進行方向で右半分は、急な斜面で、その斜面地マンションの最前列にあたる。
ここでは、小川を配して、柵や塀の代わりとしている。
(小川に水は流れていなかったのはどういうわけだろ?)
イタリア山岳都市風味であっても、小川(?)の両脇から生える雑草はまぎれもなく日本の風景。
むしろ、武蔵野。
八王子の辺りまで武蔵野と呼んだのか、それは知らないけど。
冗談でもなんでもなく、雑司ヶ谷の不思議な一角を懐かしく思い出した。

雑草部分のテクスチャの微妙さに比べると、建物外壁の一方通行さ加減は、やっぱ負けちゃうよね。

あと、ここ夜歩いてみたいと思った。
道に面する家々から、明かりが漏れてきたらそれはそれで美しいんじゃないか、とかさ。
---
我ながらだらだら書いてるなと思うわけで、だから、だらだらついでに、こんなことみ書いちゃえ。
 ↓
ここに来てみたのは、東東京を歩いてて、ふと共通点めいたものを思い立ったからなんだけど、
その共通点の一つが、この外壁。

ごくごく大雑把に断言しちゃうと、今の東東京の風景は3つのレイヤーで出来てる。
第一が、木造家屋下見張りのレイヤー。トタンもここに含めてよい。
第二が、木造モルタルのレイヤー。これの変形バージョンがいわゆる看板建築。
この辺が、現東京の風景の第一世代、第二世代になる。
で、今、急激に増えているのが、妙につるっとしたサイディング材。
木造三階建てが認められて、その秘術基準として、外壁の防火性能が課せられて、
防火性能とプライスの兼ね合いから、これが急激に増えてる。
第一世代、第二世代同様、このサイディングもが政治経済的に必然の産物であって、
だからこれが第三世代だろうと思われる。
そんなことを考えたくて、東東京から多摩へジャンプしたわけ。
だから、表題の「"郊外"を考える」は東東京を考える、でもあるのだ。
---
Bellecolline Minami-Ōsawa 05

そうこうするうちに、こんな風景が広がる広場に到着。

ベルコリーヌ南大沢は弓形にうねった尾根を頂にした斜面地で、その斜面の基底部に小川が流れていて、その小川に沿って車道とまったく縁を切った遊歩道が街を貫いています。この遊歩道はベルコリーヌという街の主軸であり、この街のシンボル的な役割を担っています。(住まいの解体新書


ああそうですか、と思う。
「ああそうですか」なのは、ちょっともったいないんでないの、って思ったから。
屋台が出たらいいんじゃないかと、そういう感想。
ソース焼きそばじゃ品格にそぐわねえとおっしゃるなら、ピザでもカルパッチョでもいいからさ。
イタリア山岳都市の広場なら、そっち、まねてほしかった。

カルパッチョ。
    14:20 | Top
 
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Bellecolline Minami-Ōsawa 06

ベルコリーヌは"Bellecolline"。
美しい丘』という意味なんだそうで(何語?)、
それではと丘らしき登り階段を上ってみる。

Bellecolline Minami-Ōsawa 07

今登ってきた坂を振り返る。

たぶん、空間構成的にはメインの見せ場なんだと思う。
で、結構、力を入れてデザインしてる。
気合いを入れると、あの町のこんな場所もこうなっちゃうんだろうかしらん、
そんなこと考えてみた。
個人的には、今のままで全然おkですけど。

15年以上も前に、ここを通った記憶がある。
その時に比べて、なんだか坂の構成が単純になっている気がするのは俺の錯覚か。
コンクリート充填不良、配筋不良など欠陥施行が原因で、
ベルコリーヌ南大沢のかなりの住棟を建て替えたのはいつのことだったろう。
最終的には、全体の約半分ほど、20棟ほどが建て替えられたはずだ。
以前歩いたのは、欠陥問題が発覚する前だったのは確実だから、
この坂も建替えの際に、付け替えられたのかもしれない。

Bellecolline Minami-Ōsawa 08

その時は、同じ坂を上から下へ降りていったはずだ。
その頃から住棟の数は増えているはずだし、坂のディテールも変わっているはずなのだけど、
さて、今の目の前の風景と何が変わったのか、皆目わからない。

変化とは、物事が色褪せていくことだ。
奈良時代の極彩色の仏像は色褪せて、生成りの渋い仏像として俺たちは受け入れてる。
新品のリーバイスは何度も洗濯する間に色褪せていく。
ここではそうした変化は皆無なのだ。

もちろん、外壁が劣化していないということではない。
恐ろしいほど一様に寸分の違いも見せず、みな平坦に色褪せていく。
それは変化しないことと同義であって、
それは、大量建替えという社会的事件絶さえ飲み込んでしまうくらいのものなのだな。

色褪せていくことが変化であって、風景とは変化の別名なのだ。
東東京を歩いてそう確信した俺には新鮮。
来てよかった。

そのことで哲学的な郊外批判をする気はさらさらないけど、
ただ、
ストーンウォッシュ仕様というオプションなり装置が生まれても、
よかったんじゃあないのかと、俺なんかは思ってしまうのだ。

Bellecolline Minami-Ōsawa 10

丘があるのなら、その下には谷があるはずだ。
で、その谷。

Bellecolline Minami-Ōsawa 09

徹底的に分離された自動車と歩行空間。
歩行空間は、ここでは谷が受け持っている。
谷といえば、水の匂いと相場は決まっているのだけど、ここでは水の匂いはしない。
そもそも、ここは谷だったのか。
それすらよくわからない。
    08:03 | Top
 
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Bellecolline Minami-Ōsawa 14

これはすさまじい斜路。

ベルコリーヌ南大沢の前を突っ切る歩行者道から路地(?)を右に折れた先。
谷状の道になっていて、右手にはベルコリーヌ南大沢の階段型マンションが斜面を埋めている。
その正面、道の左側で撮った一枚。
左側もやっぱり丘状になっていて、丘の上には近隣のための小さなお店がある。
外見は、田舎のバス停前にあるような何でも売ってるタイプのお店。
クリームパンと洗濯石けんとジャポニカ学習帳とアイスクリーム、郵便の窓口、そんなお店。

造成当初からあった斜路なのか、もっと後に必要に迫られてつくったのか。
ベルコリーヌの優雅な外観と違って、ちょっと切羽詰まったデザインになってる。
なにが面白いのか不思議だろうけど、お店でジュース買って、何十分もずっと眺めてた。

Bellecolline Minami-Ōsawa 11

再び、元の歩行者道へ。
ニュータウンの高齢化というのはときどき話題になるけど、確かに車椅子をよく目にする。
この歩行者道は南大沢の駅まで、まっずぐに階段なしで行けるので、自然ここを利用するのだろう。

Bellecolline Minami-Ōsawa 12

それにしても、周辺の道路とは立体交差のオンパレードなのだから、
この道に辿り着くのもひと苦労ではないかしらん。
そんなことを外部の俺が考えたところで余計なお世話だな。

Bellecolline Minami-Ōsawa 15

ペットについての注意書き。

Bellecolline Minami-Ōsawa 13

マンション1階、道路側にはみ出た部屋。
プラスワン住宅だろうか、それとも店舗用の賃貸スペースだろうか。
プラスワンというのは、道に面した部分でギャラリーやったり、生け花教室やったり、
そういうことでマンション生活に文化をみたいな売り言葉だったと記憶してる。
ショートケーキに特大のイチゴを盛ってみました、みたいな。

今となって言えること、
無駄は偉大なりということ。

Bellecolline Minami-Ōsawa 16

そっけなさ溢れんばかりの斜路。
表層的なメディアイメージとは裏腹。
これもいつの時点のものなのか知らないけど、
こういうの地下水脈的に網の目的に張られる過程にあるのだとしたら、
それって立石の第一印象と同じだな、そんなこと思ってみたり。

ちなみに立石の第一印象
 ↓
節っぽい屋根と駅の階段とが一体化してる。駅だけでなく、隣の街区まで甲殻類が侵食してるのだ。甲殻類、ザリガニの町。町がザリガニのように出来ている町。

南欧風というのがJALパック的匂いなのに、
こっちは格安航空券バックパッカー風。
    23:29 | Top
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