東京バーベキュー ~歩くひと、佇むひと~

 
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Shinagawa_Shrine_1

品川神社(浅間神社)から、東京湾岸を望む。
富士山山頂、中央の岩石が富士山の原石(たぶん...)。
まるでコンテンポラリーアート。

Shinagawa_Shrine_2

第一京浜沿いの急斜面を真一文字に駆け登る参道。
その品川神社の参道の中腹から富士山が始まっていた。
岩だらけの険しい登山道を登った先が冒頭の写真。

富士塚に関しては何をおいてもまずはこの人だろうと、
んでもって、ググって見たら、やっぱ書いてた。
しかも、たっくさん。

芙蓉庵 [有坂蓉子] の【富士塚日記】 995 風のない熱帯夜
そう言えば、富士塚の頂上は風が吹いていました。 夕暮れの品川富士。

うん、ここは夜景、綺麗に違いない。
確証もなしで書くけど、23区で一番高い富士山かもしれない。
台地の上にたってるために、山頂から下を見下ろすと足がすくむんだ。
これだけ立派な富士塚ってのも珍しいんじゃないか。
いつか、冬の日の夕暮れにまた来よう。

Shinagawa_Shrine_3

夕方の待合わせまで時間があるので、突然、品川に来たわけで、
何を見たい知りたいというのもなく、まったく土地勘もない。
それじゃ原美術館でビールでも飲もうかしらん、
たまにはそういうのもいいよなあ、みたいな気分。

Gotenyama

品川神社の裏を抜け、御殿山通りをまっすぐ行けば、原美術館。
台地の上は高級住宅街の雰囲気。
おまけに女子高もあるので、
カメラ持ってうろうろしててもろくなことはないので早めに退散。

まあまずは偵察を兼ねて、
高輪台地の先端(芳葉岡)から町を見渡してみようかと思いつき、
それで品川神社に着いたら、浅間神社の文字を発見し、
「ってことは富士山かぁ」、これはうってつけ。

日は高く、ギラギラ太陽が
それでも、さすがに山頂は風通しがよい。
しばらく、ぼんやり町を眺める。

Shinagawa_Shrine_5

第一京浜のすぐ向こうが京急。
その先は低い家並みが続いてる。
その先、すこし建物が高くなる辺りが旧東海道だろうか。
江戸時代、海岸線はそこにあったはずだ。
そしてその先の高層ビル郡。

台地の先っぽの人工の山頂から、かつて海だったはずの場所まで、
そういうふうに向かって歩いてみるかな。

Shinagawa_Shrine_5

品川富士から下山。
ぶじかえる。
江戸のセンス、かっこよすぎ。
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Tag : 品川富士 
    09:54 | Top
 
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ShinagawaKikanku

品川駅南口の大規模再開発地区。
工事中のとき一度見学に来たことがある。
完成後の姿を見るのはこれが初めて。

うひゃーっ、香港にやってきたみたいだ!
が、最初の感想。

建築完成模型がそのまんま実物になっちゃった!
が、二番目の感想。

それで、写真とりまくろうと思ったのだけれども、
なんか気分が乗らず(たぶん、暑さのせいだ)、
シャッター切ったのはこの一枚だけ。

ここ、再開発される以前は品川機関区だった。
主だった道路はここの東側にある旧海岸通りなのだけど、
間にどかーんと食肉市場が控えている。
背後はJRの線路敷き。
そんなわけで、道路に接するのが難しい。

タイトルには品川インターシティと書いちゃったけど、
正確には、この一帯、二つのビル群でできている。
食肉市場寄りが品川インターシティ、JRよりが品川グランドコモンズ。

山手線品川駅(京王品川ビル) - retifの都市探検日記(高層ビル編)
その二つのビル群は、合わさるようになっていて、外から見ると、まるで一つのビル群のように見えるが。
その二つのビル群の中央には、セントラルガーデン、という公開空地、人工の緑地帯が伸びていている。

たぶん、ビル群を二列に並べないと奥行きが深すぎたのだろう。
それに実際の人のアクセスの確保、
それで、こんな空間が出来ちゃったというわけ。
もしかすると、食肉市場を視界から外す意図もあるのかな。

香港みたいと思ったのは、
一つ一つのデザインは見事なほどばらばらばらビルを、
駅へ直結するペデストリアンデッキが強引に統一してるからだな。

妙なバーチャルリアリティ感は、
植栽が正確にグリッド上に植えられているからだろう。
それから、質感のいたるところ、清潔感というか、
湿り気を感じさせない、植栽なのに無機質な空間のせい。

それにしても人がいないのは、お盆だからか。
夏の暑い日、木枯らしの冬の時期はともかく、
春、秋の屋外が心地好い日には、人で一杯になるのだろうか。
全室禁煙のオフィスルームから逃げ出てきたサラリーマンが、
煙草くゆらしたりする、そんなの目にすることできるのだろうか。
なんか、まったくイメージできないや。

不特定多数の人が歩ける空間、公共的な空間は至るところにあるけど、
ここでは、それらすべて、公共の管理する空間ではないんだな。
敷地形状のせいもあるけど、
ここでは公共的な空間のために、公共はまったく必要とされていない。
なんつうか、ブレードランナーや未来都市ブラジルとダブって見えてくる。
公共の完全無視っぷりが痛快すぎる、そんな場所。
    12:28 | Top
 
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 Shinagawasyuku_1

品川宿のゲストハウス。
ドミで3,000円というのは値段的にどうなのだろう?
南千住から山谷あたりをほっつき歩けば、半額近くで探せる。
ましてや円高だし、などといらぬ心配をしてしまった。
羽田経由だとこちらの方が交通の便はいいかも。

軒先からちょいと覗いてみたら、
軽めのレゲエサウンドが聞こえてました。

Shinagawasyuku_2

北品川本通りの商家。
京急北品川あたりは、昔の品川宿。
東海道の宿場町であり、この商店街が旧東海道だった。
江戸時代までさかのぼるかは別にして、
かつてはこういう家並みが繋がっていたのだと思うと、
訳もなくセンチメンタルになったりして。

魚屋さんがやたら目につくのは、やはり海に近いせい?
ちゃんと魚屋さんがやっていけてる商店街、
魚屋さんのある町ってのはとてもいい町なのだ!というのが、
自分自身の経験則。

Shinagawasyuku_3

金物屋さん。
こちらの店構えも立派。
当然の如く、看板建築であって、
脇から奥を覗くと、ごく普通の木造二階屋。
それにしても威風堂々してる。
窓枠の凝りようったら、もう、しびれちゃう。

Shinagawasyuku_4

商店街のどん詰りは京急の踏切。
向こう側には、鉄とガラスのオフィスビル。
踏切が時間の進み方を断ち切ってるよう。

町の人が多く目につくし、結構、流行ってるのかなとも思う。
それで、町の人にそんな話をしてみたら、

「いやあ、どうかねえ...」
「うーん、若い人、いないねえ...」
「新しく出来る店は、いつかないよねえ。」
「空き店舗だらけだよ。」

文字にするとなんか悲惨なふうだけど、
聞こえてくる音の印象は、半分謙遜。
この町が好きで住んでますというのが伝わってくる。

第一京浜、京急、目黒川、海方向は運河。
周囲はそんな風に囲まれてる。
囲まれた中には、宿場町だけあって、寺社も多い。
必然的に人が住める場所は限られてくる。
それに、付近には大きな団地もないのだ、意外だけど。
哀しいけれど、お客さんの絶対数が少ないのだ。
でも、こんなふうに周囲を人工的に囲まれているおかげで、

こんな佇まいが今まで残っているのだとも云えるわけで...

Shinagawasyuku_5

商店街を行ったり来たりするうちに、面白いことに気づいた。
商店街の海側がどこも、急に低くなっていて、どんどん下っていく。
こんなふうなスロープばかり。

旧東海道が本当に海岸線につくられていたのだ。
旧東海道自体、定規で引いたような一直線でなく、
ゆっくりと右や左になだらかなカーブを繰り返している。
その斜面に建つ家が、こちら側から見ると二階建て、
反対側の奥から見ると三階建てなんてこともある。
そして、海岸線の痕跡。

ああ海が見えた!と思った。

(つづく)
Tag : 品川宿 
    22:09 | Top
 
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Araiya_1

旧東海道に延々つらなる下り坂のひとつを選び、
そこを下って「浜」に出る。
これは緑青葺きの看板建築の商家の裏路地。
敷石の向こうに駐車場が見える。
かつてはこの駐車場にも家が建っていて、
この路地は、その家のメイン玄関だったのかもしれない。
で、駐車場の手前が段になっている。

方角としては、海側から陸、旧東海道を眺めている格好。
そう、ここも緩い斜面になのだな。
かつての砂浜の斜面というか高低差が、
現在も残っているのだろうか。

この辺りがいつ埋立てられたのかよく知らない。
たぶん、明治のいつかだろうと推測する。
(ここから目と鼻の先の小学校に、
江戸末期に建造した台場跡があったはずだから、
明治以降だろうと逆算してみた。)
とにかく、当時の埋め立てのスケール感、
こればかりは実際に眺めないと体感できない。

 Shinagawasyuku_7

これも旧街道脇、道路に平行する細長い公園を発見。
こういうのは大抵、水路を暗渠化して出来たことになってる。
で、この暗渠公園、旧街道から海側に向けて、やっぱりだらだら下ってる。
公園の囲いの擬石・コンクリートブロックが段々なのが読み取れると思う。
こういうのは、他ではお目にかかれない。

そんなふうに砂浜の残骸を歩き回ると、面白いものを発見できる。
つか、砂浜の残骸という視線を獲得したから、
いろんなものが面白く見えるという言い方が正確。

などと自画自賛wしつつ、
いまいちど、旧街道まで戻る。
なんとなく、旧街道に立って、海側を眺めて見ようかな。
いえ、嘘です。
ただビールが飲みてぇなと、それがすべて。

(つづく)
Tag : 品川宿 
    07:23 | Top
 
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 Tsuki_no_Misaki

安藤広重『月の岬』は、
名所江戸百景の中でもお気に入りの一枚。
品川宿から見た江戸湾の風景を描いたのだという。



品川は遊里としても有名だった。深川とともに岡場所であった。宿場町は目黒川をはさんで南と北にあったが、遊里は北の宿場に栄えた。そこに、外壁が土蔵のように見えるため「土蔵相模」と呼ばれた旅篭屋の跡がある。広重が『名所江戸百景』「月の岬」で描いた料亭はここだという説もある。

『月の岬』はちょっと不思議な構図だ。

月といえば、たしかに満月の月がぽっかり浮いている。湾にはたくさんの船。その湾の上空の「月」をじっと眺めてみたりするのだけれど、妙に落ち着かず、視線があっちやそっちに漂流ってしまう。障子裏の女性の影、遊女?。よくみると奥には芸者の後ろ姿も。芸者の背後、たぶんここが構図の中心なのだけど、そこにはてんでばらばらに放られた煙草入れ。廊下の松の影には酒徳利。どうやら、これは宴の後らしい。客人が遊女とよろしくやって、芸者を差し向かいで事後の余韻を楽しんで、そして、客人は絵の外へと消えてしまった。田中優子は『客は浜辺に出ていった』のだという。主人公はもうここにはいない。視線はどこまでも開放的な構図を漂流いつづける。で、それが心地よい。

絵師が構図を決めている最中、ほんの少し緊張を解いた瞬間に、登場人物たちはみな、「はいはい、おわり、おわり」とか云いながら、てんでばらばらに解散してしまった、そんなふうに思えてくる。そのあっけらかんとした風景が心地よい。いやもしかしたら、登場人物たちは確かに構図の中に閉じ込められていたのかもしれない。ただ、おいらがちょいと目を離したすきに...

広重が描いた旅籠屋と云われる相模楼の跡、今はコンビニになっている。
そのコンビニで缶コーヒーを買い、煙草で一息ついてから、再び旧街道。
リンク先で、相模楼の写真が見れるけど、
なるほど一階がぐるりとナマコ壁で覆われていて、
こりゃ土蔵だわ。

Shinagawasyuku_6

こんな看板発見。
看板に釣られ軒先をくぐる。
NPO「東海道品川宿」と書いてある。
商店主が出資(?)して、人を雇ってお店を運営する、
土日には、軒先で町の案内をするということらしい。

「まちあるき」は5人まで1,000円、コース設定などリクエスト可、
外国人向けに通訳ありとのことで、
おいらは、
街道脇の下り坂をひとつずつ案内してもらおうかしらと思ったけど、
完全予約制なので、あきらめる。

やはり缶コーヒーでなくビールが飲みたい。
それで、ひとしきり雑談ののち、
NPOさんのお店はいずれも夕方開店なので、いまは無理。
良く冷えたコクのあるビールを出す店を教えてもらい店を出る。

<br />Araiya_2<br />

NPOさんが運営してるお店はさっきのところともう一軒あって、
それがこちら。
落語『居残り佐平次』に登場する鰻屋だったお店。
今は、鰻でなくイタリアン。

『居残り佐平次』も『品川心中』も郭が舞台。
どちらも談志ひとり会で聴いたことある。
あまりじめっと陰惨な噺にならないのは、
海に面した品川の風通しのよさのせいかしらん。
とか、書いておいて、
一番のお気に入りは『黄金餅』だったりして。
あ、でも、郭噺はどれも好きです。

写真中央の看板建築の建物が旧『荒井屋』。
写真は手前が海側、奥が旧東海道になる。
交差点を過ぎて、数十m先が旧東海道。
そこで例の坂道になる。

ってことは、ここは海の底、あるいは海岸だったということになる。
広重の描いたリアルっぽい品川宿、じっと見てると、
途端に、海の香りと、ある種の場末感が脳裏をよぎる。
開放的な品川宿で、わざわざここの鰻だった理由が分かった気になる。
その場末感のおかげで、『居残り佐平次』がリアルに感じられる。

「荒井屋の中荒(中串)かなんかとって貰おうじゃないか、白焼きでこうやって、それと蒲焼きを、それを熱いおまんまの上に乗せてウナ茶漬けなんかでやろうじゃないか」


『月の岬』の客人達は浜に行ったのではなく、
鰻で一杯やりに、荒井屋にしけこんだのかもしれない。

てやんでぃ。

《追記》
品川心中。
「お金がないと越せないの。だから死のうとおもう」
「それじゃ~、裏の海に飛び込もう」「それはダメだ。俺は泳げない」
の一節で、おいらはいつも、
優歌団の「シカゴバウンド」を思い出してしまう。
Tag : 品川宿 
    20:03 | Top
 
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 Megurogawa_2

「残す」でも「残すべき」でもなく、
「残ってほしいという声がある」という全体の合意ですらない「部分」を、
都市計画の部品としてマーキングする制度があってよいんじゃないか。

橋の上で、そんなことを考えていた。

 Megurogawa_1

旧東海道品川宿から海の方向に向かって歩き出すと、
ほどなく、「つり船こちら」の看板が見えてくる。
でその先には、船溜りの風景。

背景は高層マンションだったり、
高度成長時代のマンションだったり、
ロンリープラネットなら間違いなく採用するに違いない風景。

 Megurogawa_3

水面の幅が微妙に平行でなく、
だから、半分自然半分人工の、絶妙なバランス空間になってる。
足して二で割る式でも、平準化されたテーマパークでない、
がっつりとモザイク、その振れ幅が魅力なんだと思う。
少なくとも、日本を観光する外国人はそこを見たいと思ってるし、
案外気づいてないけど、日本人も同じではないかしらん。

目黒川

東京都世田谷区三宿の東仲橋付近で北沢川と烏山川が合流して目黒川となり南東へ流れ、品川区の天王洲アイル駅付近で東京湾に注ぐ。

起点(北沢川と烏山川の合流点)から国道246号の大橋までの600m強の区間は暗渠化され、それと併せて地表部分には人工のせせらぎを抱いた緑道(目黒川緑道)が整備されており、カルガモや鯉、ザリガニなど様々な生物が住み着いている。大橋より下流は開渠となっている。現在、「清流復活事業」として、目黒川を流れる水の大部分は新宿区の東京都下水道局落合水再生センターで下水を高度処理したものを導いている。目黒区の辺りでは桜並木があり、花見の時期には多くの見物客でにぎわう。

河口付近では古くは「品川」(しながわ)といい、湾岸開発が進む以前は河口付近で流れが湾曲していて流れが緩やかであったため、古くは港として使われ、品の行き交っていた川であった。これが「品川」の起こりとされる。


何を隠そうこのおいらも、
管理された緑道やら親水公園にまったく興味ない。

 Megurogawa_5

木造二階屋。
物干の真下は、船溜り。
うらやましい。
都市計画では、こういう風景は駆逐すべきものだった。
(今だっておんなじか。。。)
それが残ってしまった。

そして、町行く人、まちあるきする人、
カメラを持つ人のすべてがファインダ向けると云う事実がある。

「北品川橋」の欄干には「大正十四年九月年竣功」の文字。
そのころはまだ、当りは漁村だったのかもしれない。
そういえば、東京の海を歩くというのはまだやってなかった。

橋を渡った先には台場跡が残る台場小学校、
それから、
かつては海に突き出していた祠(利田神社)があるはずなのだけど、
それはまた次の機会。

 Megurogawa_5

大通りは柳。
最近の街路樹はみな小洒落てしまったので、
こんなものまで、懐かしく感じたり。

さて、冒頭に書いた一節。
家に帰って、つらつらとWEBを眺めるとこんなのがあった。

船溜まりの風景 - 都市徘徊blog
正しい景色とか、良い景色とかいう議論には、なんだか虚しさを感じてしまう。議論してもきりがないという感触と、そもそも風景に対して、正しいとか間違ってるとか、良い悪いって評価をすること自体どうなのよ?、という感覚がある。最近はその手の議論には与したくなくなっている。so what?、それで?、という感じ。
無気力というわけではない。好きな景色はある。嫌いな景色もある。ただそこに、今の私には善悪を断ずる正義感がない。


ああ、ほんとうにそういうことだと思ったよ。
おいらも、善悪/正義を評価するまちあるきって、嫌。
「評価→合意→プランニング」なんて反吐が出てしまうと毒づいてしまうのは、
そんなことより、無数の「おいらの声」→「ログ化」なんだよと、思うからか。
なんつうかさ、IT時代とかいってる割に、都市計画って、パソ通以下。
Tag : 品川浦 
    21:06 | Top
 
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Megurogawa_8

ひとつ前のエントリ、冒頭の写真。
向こう左側にかろうじて写ってる木造家屋。
船溜りをぐるっと回って、そこまで行ってみる。

強い日射しの光と影。
路地の植物、自転車。
低い電線。
昭和の風景。

Megurogawa_7

日射しがファインダにかからないよう、
角度を探して撮ってみる。
子供の頃、そこかしこで見た平凡な風景。
一点だけ違うのは、ここは敷地がどれも整形なこと。
品川浦の水際が直線なので、
その直線にあわせて、土地を区切るから必然的にそうなる。
おいらが子供の頃見たのは、もっとぐちゃぐちゃ。
畑地をゆらゆら流れる水路がもとになっていたから、
必然的に敷地も揺らいでしまうのだ。
そういう意味で、これはまさしく漁村の風景なのかも。

家屋の壁が木だからなのか、すぐ隣が水辺だからなのか、
不思議と暑くない。
それで、街区をひとまわりしてたら、
片隅に「しながわ百景選定」と刻印された案内版があった。

しながわ百景
区政40周年および区民憲章5周年にあたる昭和62年に、その記念事業として「わがまちしながわ」の生活・歴史・風土を伝える風景を区民の皆さんに選んでもらったのが「しながわ百景」です。候補地として推せんいただいた風景は、210余件にのぼりました。
※現在はなくなっているものもあります


なるほど、「しながわ」は品川宿ではなく、
品川区を指すと云うわけ。
今日見て歩いたところでは、
「北品川の古い民家の家並み」以外にも、
「旧東海道のにぎわい」と「品川浦とつり舟」が選ばれてる。

じっくり眺めてみると、結構、味わい深くて、
神社仏閣と都や区の公共施設ばかりで、
当たり障りないよう無難にまとめてしまうのではなく、
「○○商店街の賑わい」「大井競馬のトィンクルレース」、
とかも選ばれてる。

まあ、選ばれているからと云って、
保存されるとか、開発が回避されるということではない。
実際、ここも、表通り側は最近取り壊されたみたいで、
コインパーキングになってたりする。

保存とか保全とか、或いは、区民の総意とか合意とか、
そんなややこしいことはともかくとして、
控えめに遠慮ぎみでよいから、
「いいねと云ってる人が少なからずいます」ということを
文化ではなく都市計画として言い切ってしまってよいのではないか。

たぶん、90年代後半にやられた都市マスタープランは、
そのための限られた機会だったように思うのだが、
たかがマスタープランのくせして既成概念にとらわれすぎて、
チャンスを逃してしまったようにも思う。

総意でも合意でもなく、「反対」でも「反対のはんた~い」でもない、
ただ「声がある」という「存在の印し」として使ってしまえば、
今頃、面白いことが始まっていたかもしれない。

Megurogawa_7

ああなんか、楽しそうだ。
なんと云っても、柵の向こう側だというのが、よい。
遊びというのは、柵の向こう側でやるものなのだ。
Tag : 品川浦 
    22:50 | Top
 
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TY_Harbor_Bre_1

おお、あそこだあそこだ。。。
はるばるやってきますたビールを求めて三千里。

品川浦の木造住宅街区から東へ進み、
ここは高浜運河を渡る楽水橋の上、
目指すは高浜運河と天王洲運河の交差点。
その名も名高き"T.Y.HARBOR BREWERY"。

T.Y.HARBOR BREWERY
ティー・ワイ・ハーバーは東京の水辺を代表するレストランです。品川駅に近い天王洲の運河沿いにある古い倉庫をリノベーションして1997年にオープン、天井の高い店内や水辺に拡がる気持ちのよいテラスは都心にいることを忘れさせてくれる別世界です。東京23区で唯一の独立系マイクロブルワリー(地ビール工場)でもあり、作りたてのビールやモダンアメリカン料理を気軽に楽しめます。


暑い、とにかくビールが飲みたい、
そんじょそこらの生中でなく、濃~いやつが飲みたい。
つうことで、品川宿を町行く人数名にヒアリングしたところ、
みなさん、一様に推薦したのがこの店。
商店街活性化に取り組んでるんだから、
自分達の店を薦めりゃいいものを、
なんて品川の人って誠実なんだ...
なんて思いつつも、うん、これはなかなかよさ気。
運河の風に当たりながら琥珀色の濃~いエールが待っている。。。

一瞬、
はたして楽水橋を渡っちゃっていいもんだろうか、
もしかして、その先、
天王洲運河を渡るに思いっきり遠回りせにゃあかんのじゃあるまいか、
そんな不安がよぎったのは杞憂であって、
ちゃんと橋がありました。
写真でいうと、ヘッドフォンみたいな黒いオブジェのすぐ先ね。

Tennozu_WG_2

その「天王洲ふれあい橋」の上。
最近の土木構造物の名前ってどうしてこんなに気持ち悪いんだ、
という素朴な疑問を抱いていると、向こうに水門が見えてきた。

天王洲ふれあい水門でなく、
天王洲友愛水門でもなく、
正しく、天王洲水門。
さすが、かっちょええ。

Tennozu_WG_1

天王洲水門、アップ。

東京の水門もここいらへんまでくると、
蕩々と流れる運河、ああ海が近いと、
気分が爽快になる。

実は、いつか実現したい夢があって、
ほら、水門の上に建屋があるでしょ、
一度でいいから、あそこ、上ってみたい。

昔、ロンドンに遊びに行ったとき、
ロンドン橋の上が怪し気な博物館になってたので入ってみた。
ただただ、橋の最上部からの風景を眺めてた。
よかったぞ。
なので、関係者のみなさん、よろしく。

で、肝心のエールだが、
なんか貸切りパーティの日にぶちあたっちまって、
飲めずじまい。

もうなんかね、一気まちあるきの気力失せました。
これから、三茶まで行かなきゃならんのだけど、
ばっくれて、海づたいに羽田まで逃亡しちゃおうかと思った。

漁村の名残りを残す安い焼き鳥屋見つけて、
そこはきっと、
多摩川にへばりつくようにかろうじて建ってるバラックに違いなくて、
開けっ放しの窓のすだれを通して潮の香りが流れてきて、
強い西日にむせながら、キリンラガー飲んでやるんだ。

もう、完全な妄想。

 TY_Harbor_Bre_2

腹いせに一枚だけ撮った。
    01:28 | Top
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