
砂町といえば、なんといっても砂町銀座商店街。狭い道にお店がびっしり張り付いてる。空き店舗も少なくて、前回歩いた鳩の町商店街を爆発させたような商店街。パワフルな商店街ということでTVで取り上げられてるのを見たことがある。そのパワフルさの全体像はこのサイトを見てもらうとして、町を歩いて「これじゃん」と体感したことを。
この日、僕らは、深川・門前仲町を歩き、東京メトロで南砂町駅まで行って、駅から歩いて砂町銀座に向かった。深川・門前仲町と違ってここいら辺まで来ると、直角に交わるまっすぐな街路の町ではなくなってくる。なんというか旧東京市の場末ではある。町の景色を描写しようとすると、なんと書いていいのかわからない、僕にとっては無個性で殺風景な景色がつながっている。もちろん、これは良い・悪いの話ではない。僕自身生まれ育った町の景色とそっくりなので、自分の自分の記憶と重ね合わせて、「無個性・殺風景」という言葉を使っているにすぎない。自分にとって、「ありきたり」ということ。それでも、深川や門前仲町に比べて、ある種の「間延び」した風景、その風景こそ、この辺の町の特徴のように思える。(しつこいようだけど、良い・悪いの話ではなく、自分の生まれ育った町についてもいえる話だし、だから、なぜ自分の町はそのように「間延び」してるのか、という問いが中心にある。)
そんな町の風景の先に、砂町銀座はある。砂町銀座の入口には、こんな門があって、商店街のお客さんは、誰もがこの門をくぐる。
のかというと、案外、そうではないんじゃないか...
下に張りつけた地図を見てほしい。
大きな地図で見る
砂町銀座商店街は、清洲通り・明治通り・丸八通りといった幹線道路に囲まれ街区のほぼ中心を東西に走ってる。この街区は東西600m・南北1kmはあろうかという大きな街区になってる。街区の中を南北に抜ける道路は存在せず、東西方向も商店街通りくらいしかない。そのかわり、無数の路地が毛細血管のように走っている。概ねこの毛細血管は南北方向に走っている。毛細血管は地元に詳しい人でなければ迷ってしまうほどの道だけど、どこをつたっても街区の中ほどにある砂町銀座商店街通りにつながってしまうのだ。地元の人のかなりはこの毛細血管をつたって商店街を訪れるのではないかしらん。実際、僕らもそのように歩いて行った。
幹線街路を通って行けば道に迷わないのだけど、そんなことは地元の人には関係のない話だろうし、徒歩にせよ自転車にせよ(上で紹介した分析レポートには、自転車を使うお客さんが多くて、駐輪場対策が問題になっているというようなことも書いてあった)、幹線道路の自動車とせせこましい歩道よりは快適そうにも思える。網の目状に道があるということは、うまく使えば、かなりの近道になるということでもある。こういうのは、お客さんの立場から考えると、かなりお得ということになる。
家に帰ってから、上の分析レポートも読みながら、この商店街の将来について想像してみた。商店街自身でなく、まわりの住宅街がどう変化して行くか次第なんじゃないかというようなことを思った。
あの毛細血管が消えてしまって、整然と区画整理された縦横方向の道路で覆われない限り、商店街に奥行きを与えているあの住宅地がある限り、砂町銀座も残って行くんじゃないかしらん。
それから、毛細血管というより、「見えない水路」という喩えがいいな。
てなことを思った。
《エントリ書くに当たって参考にしたWEBSITE》
○砂町銀座商店街;公式サイト
○砂町銀座商店街 商店街を取巻く諸問題:04.11.13、商店街研究会による分析
○江戸前アートプロジェクト:2007年のイベント、向島界隈が中心。こういうのは、イベント後のことが気になる。
深川、半纏の似合う橋の町。【江東:日本橋浜町〜深川、門前仲町〜南砂町】 | trackback(0) | comment(0) |
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